まぁ、普通にブログは更新するんだけどね。
クリスマスだからってブログは更新出来ますから。
何かを理由に、他の何かをできなくなるような男じゃないから。
そういう男だから、私は。
意外としっかりしてますね、だから。
いやぁ、イブの夜は素敵な夜だったよ。
もう全ての景色がキラキラしてた。
12月ってのはこの日のためにある、
と言ってもなんとやら。
何日もかけてイブの夜の計画を立ててさ、
事前にプレゼントも用意する。
身なりも気にして、イブの数日前に美容室にも行ったし、
服だってクリーニングに出した。
ディナーは「どのお店にしよっか~?」なんて話をしながら、
空いてるイタリアンのお店にふらっと入る予定だ。
「ここ人気店だから空いてないんじゃない?」
「大丈夫だよ、きっと空いてるって」
「えへへ、空いてたらいいね」
「きっと空いてるさ、だって今日は素敵なイブなんだから」
・・・
「いらっしゃいませ、お二人ですか?」
「はい、空いてますか?」
「申し訳ございません、本日はご予約でいっぱいでして…」
「そうですか、わかりました」
「あ、もしかして現世さんでしょうか?」
「え、そうですが」
「これは申し訳ありません、こちらにどうぞ」
「ありがとうございます。」
・・・
「ねぇ、なんで私たち入れたのかしら?」
「どうしてだろうね。ま、いいから頼もうか」
「うん、このお店来てみたかったんだ。嬉しい」
「よかった、今日はいい日になりそうだね」
「うん!」
つって、実は予約してる、ってね。
つって。
伊勢海老のグラタンと鴨のローストが絶品だった。
それで、食後のワインを飲みながらプレゼントを渡した。
私たちは、お互いにあまりに高価なものに興味がないので、
いつもよりちょっぴりだけいいもので、もらったら嬉しいものにした。
TSUMORI CHISATOの財布にした。
さり気なく猫のデザインがはいったやつ。
ありがとう、大事にするね、って。
本当に嬉しい、って。
この顔が見たくて色々頑張ったんだよなぁ、って。
笑顔って素敵だな、って。
いい日になったなぁ、って。
今年のクリスマスイブは素敵な日になったなぁ、って。
お互いに次の日は予定があったので早めに帰った、って。
僕は眠りについた。
夢オチだった。
クリスマス・イブの夜に見た夢が最高に最悪な夢だった。
クリスマス・イブはひとり寂しくどん兵衛食べて寝たんだった。
伊勢海老のグラタン?
鴨のロースト?
こっちはどん兵衛だ、つって。
でもいつもは緑のたぬきなんだぞ、つって。
夜遅くまで残業した後に食べるどん兵衛はうめぇぞ、つって。
つって。
いや、本番はクリスマスだから!
クリスマスイブは前夜祭だから!
本番はクリスマスなんだからね!
まぁ、予定はないよね。
予定がないなら寝るしかないよね。
もう寝ます。
疲れちゃった、ひとりなのに気疲れしちゃった。
僕はもう疲れたよ。
なんだかとても眠いんだ… パトラッシュ…
メリー・クリスマス