絵本原画の世界は最高だった!!(ドン!
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宮城県美術館で「絵本原画の世界」展が開かれているということで、

週末、久しぶりに美術館に行ってきました。

 

前回は2013年だったので、実に9年ぶりの開催。

今回は福音館書店が発行する月刊絵本「こどものとも」の初期原画の中から34作家52タイトル、約360点が展示されていた。

 

 

主な展示作品は、

『ビップとちょうちょう』(堀文子、1956年)

『三びきのライオンのこ』(長新太、1961年)

『とらっくとらっくとらっく』(山本忠敬、1961年)

『てんからふってきたたまごのはなし』(三好碩也さん、1962年

ぐりとぐら』(山脇百合子さん、1963年

ゆかいなさんぽ』(土方久功、1965年

はるかぜとぷう』(小野かおるさん、1969年

はじめてのおつかい』(林明子さん、1976年

たろうめいじんのたからもの』(小出保子、2003年

ぞうくんのおおかぜさんぽ』(なかのひろたかさん、2006年

 

などなど。

他にも、ラフスケッチや未使用原画なども展示されており、とても楽しかった。

 

 

 

私の年代だと馴染み深いのは『ぐりとぐら』。

森でみつけた大きな卵でカステラを作ったらあまりに大きくて運べなかったので森の動物たちと仲良く食べるというお話し。

ぐりとぐら、ゾウにオオカミにリスにヘビにカメに、、

とにかくみんなで美味しくカステラを食べている様子を、貴重な原画で見ることが出来てよかった。

 

ぐりとぐら:photo by 福音館書店

 

 

私は幼少期から小さい頃から絵本が好きで、大人になった今でも書店に行ったら絵本を手にとってしまいます。

初めて好きになった絵本は『はれときどきぶた』で、こちらの記事で少し触れています。

 

 

今回の展示では、もちろん『ぐりとぐら』や『はじめてのおつかい』もよかったのですが、

『せかいいちのおんどり』と『はるかぜ とぷう』、そして『ぞうくんのおおかぜさんぽ』が印象的でした。

 

 

『せかいいちのおんどり』

せかいいちのおんどり :photo by 福音館書店

メンドリとアヒルとイヌが仲良く暮らしていた庭に、1羽のりっぱなオンドリがやってきました。みんなが仲良くしようとしても、オンドリは、自分は世界一りっぱなオンドリだといって、いばってばかり。メンドリもアヒルもメンドリもだまってひっそりと暮らすようになりました。ところが夏の暑い日、オンドリはアヒルのまねをして池に入って溺れてしまいます……。

これが優しい世界ってやつですか。
とにかくアヒルもメンドリもイヌもみんな優しいんですよ。
オンドリもそんな優しさに触れ変わっていくといいな、と思える作品でした。
あと、オンドリと並んだ時のイヌが小さくて、オンドリが大きいのかイヌが小さいのかわからないけど、とにかく可愛かったってことです。

 

 

『はるかぜ とぷう』

はるかぜ とぷう :photo by 福音館書店

春風の子ども、とぷうが仲間の春風の子どもたちと町に出かけると、人々は「やあ、春風だ。あたたかくなるぞ」とにこにこしてくれます。とぷうたちは幼稚園の子どもたちについて動物園にやってきました。動物たちはみんな気持ちよさそうに居眠りを始めます。ところが、先にきてライオンのまわりで遊んでいた風の子たちとの間で、けんかが始まり大騒ぎ。穏やかな春の日よりは、つむじ風舞う荒天に一変です。そのときライオンが……。

春風の子どもらしく遊ぶ とぷう が春をもたらす物語。
春風の子たちがケンカをするとつむじ風になって、とぷうの頭につむじができるのが可愛かった。
読むだけで春を感じられるかわいい作品でした。
あと、作品には関係ないのですが、春風の子どもたちがボボボーボ・ボーボボのドンパッチに見えてしまい、静かな美術館で変な声を出してしまいました。。

 

 

『ぞうくんのおおかぜさんぽ』

ぞうくんのおおかぜさんぽ :photo by 福音館書店

ある大風の日、ごきげんなぞうくんは散歩にでかけます。すると大風に吹かれて、仲良しの、かばくん、わにくん、かめくんがごろんごろんと転がってきます。転がってきたみんなは、大風の中、力持ちのぞうくんに後ろから支えられ、一緒に散歩にでかけることに……。

今回見た作品の中で、一番のお気に入りになったのが『ぞうくんのおおかぜさんぽ』。
とにかく登場するどうぶつたちフォルムが可愛くて、色使いも優しくてカラフル。
ぞうくん、かばくん、わにくん、かめくんがみんなで「ごろんごろん」と転がったり、無言で水に沈んで行くときの表情が面白くて大好きです。
ぞうくんがかばくんを、かばくんがわにくんを、、優しく支えてあげる様子にほっこり。
たぶん、そのうち絵本を購入すると思います。
それくらい可愛い絵本です。

 

 

当日は、絵本原画展ということもあり、ちいさな子ども連れの家族も何組かいました。

 

私は「うんうん、小さい頃から美術に触れる体験をさせてあげるの素晴らしいなぁ」と、

おじさん丸出しのことを考えていたら、急に大きな声で走り回る子どもたち。

 

親はなんと言ってやめさせるのだろう、と思って眺めていたら、

「静かにしないと帰りにYouTube見せないよ、いいの?」

 

思ってたんと違った。

 

ここはさ、

「美術館では騒いではだめよ、みんな静かに観てるでしょう?」

 

が正解だとおもう。

 

それか、父親が子ども以上に騒ぎ回って、それを見た母親が、

「もう我慢ならん!私がいつまでも甘い顔をしていると思ったら間違いだ!あの姿を見て何も学ばぬかこの愚か者め!」

 

がいいとおもうんですよね。

 

そうすれば、きっと子どもだって、

「ありがとう、叱ってくれて。おかげで背筋がしゃんと伸びた。」

 

って言っておとなしくなるってもんですよ。

 

 

 

 

 

 

原画をあんなに間近で見られる機会はあまり無いので、

「絵本原画の世界」展のおかげで久々に美術館に行けてよかったなぁ。

 

数十年前の作品とは思えないくらい綺麗な状態で保管されている原画を眺めていると、

いくら時が経っても、良いものは残り続けるのだと思えた。

 

 

 

そういえば、宮城県美術館は移転する方針が固まっていたのだけど、

多くの県民や有識者の方々からの反対を受けて、移転せずに現地改修することになったんですよね。

 

「キッズスタジオ」や「見える収蔵庫」を作ると言ったり、旧仙台医療センター跡地に移転させると言ったり、

ころころ案が変わっていたのですが、結果的に移転せずに済んだので良かった。

やっぱり宮城県美術館はあの場所、あの建築物だから良いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

あ、そう言えば、帰りに『ぐりとぐら』と『ぞうくんのおおかぜさんぽ』のポストカードを買って帰りました。

 

 

 

やっぱりかわいいな。

とくにワニくんなんてこっぺぱんじゃんね。

 

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