数年前、一人旅で台湾に行った際に撮影した写真をYouTubeにあげました。
確か、出発の3日前くらいに往復航空券だけ予約して、
二泊三日でガッと行ってきたような記憶があります。
ざっくりとした旅程を言うと、
初日は台北市、二日目は台南市、三日目は高尾市を観光しました。
台湾は基本的に中国語(台湾華語)で、そこそこ英語も通じますが、
肝心の私に英語力がないため今思えばよく行ってきたなと思います。
当時は行動力の鬼だったんですかね。
初日は、夜遅くに台北市に到着したので、
特に出歩かずに台北駅の近くの格安ビジネスホテルに宿泊。
駅前にはユニクロがあって日本とあまり変わらない印象でした。
翌朝、台北市を散策していましたが、
せっかくなので台北市のような都会ではなく地方に行ってみようと思い、
台北駅の職員に台南行きのチケットが欲しいと伝える。
一番はやいのは数分後に出発か。
さすがに駅構内に詳しくないから不安だなと、私は腕時計を眺めながら考えていた。
ふと、時刻表を見ると、15分後くらいに出発する新幹線があった。
なんだこれがいいじゃないかと、それを予約した。
時間どおりに新幹線乗り場で待つ。
しかし、時間になっても新幹線が来ない。
なるほど、台湾と日本には時差があって、日本よりも一時間おそいのか。
無駄に1時間ほどホームの椅子でココ壱のサンドイッチを食べながら待つ日本人。
なにこれ。
新幹線と電車を乗り継いで、なんとか台南市についた、のだが、
暑い、暑すぎる。
台北市とは比較にならないくらい暑かった。
そりゃそうか、沖縄よりもずっと南にあるんだから。
正直台南市では何をやってたか記憶がない。
新幹線で移動中に調べた、度小月担仔麺というお店に行って、
担仔麺(タンツーメン)と呼ばれる麺料理を食べた。
これくらいしか記憶がない。
あとは台南市を散策してたら、3回ほど道を聞かれたくらい。
すみません、私は現地人ではありません。
バックパック背負ってキョロキョロしながら歩いてる人に道を聞くのは間違ってるよ。
まぁ、一緒にGoogle Mapで調べてあげたけど。
優しいね。
台南市でも同じようにホテルを探して宿泊。
荷物は少なくしたい派なので、着替えは2日分しか持っていってなかったので、
コインランドリーを探して夜の台南市を歩き回るも、全く見つからない。
意気消沈でホテルに戻ると、
受付のスタッフに「どうした?」と英語で聞かれる。
コインランドリーを探していること、そして見つからなかったことを伝えると、
そのスタッフは「あ、日本語で大丈夫ですよ」だって。
え、なになに、どういうこと?
最初の英語のやりとりはなんだったの?
ま、いっか。
で、日本語でコインランドリーなくて悲しいと伝えたら、うちの洗濯機を使っていいよって。
優しい。
洗濯物をもって、スタッフの家についていって洗濯機を借りる。
洗濯が終わったら、スタッフの家族と同じところに干される洗濯物。
え、なになに、どういうこと?
台湾の人優しすぎ?
客室が湿気でカビていたり、Wi-Fiが頻繁に止まったり、
あとは朝食のバイキングで”何かの臓物(ホルモン)”出てきたり。
そんなことより人が温かかった。
最終日は台南市から高尾市に移動。
駅前でタクシーを探していると、向こうから近づいてきた。
「お前どこに行きたいんだ?」
と言っているのだろうが、中国語がわからない。
とりあえず行きたい場所を伝えると手招きされてタクシーに乗り込む。
移動中も中国語で話しかけられ続けるも全く何を言ってるかわからない。
でも笑顔で話しかけてくれるのが嬉しくて、うんうん言ってた。
すると急に英語で「日本人か?」と聞かれた。
そうだと答えると、
「地震大変だったね。それなのに台湾に来てお金を使ってくれてありがとう」だって。
泣きそうになった。
台湾の人はなんて優しいのだろう。
目的について、お金を払おうとすると、
手を振って受け取らない。
「この町に来てくれただけで嬉しい。」
そう言うと、笑顔で去っていった。
たぶん、その時私は泣いていたと思う。1リットルくらい涙流してたはず。
そして撮影したのが、世界で二番、そしてアジアで一番美しいと言われている美麗島駅。
動画にも登場しているので見てみて下さい。
あとは虎と竜の謎の建物をみて台北市に帰った。
帰りの新幹線で、隣の席に座った女性から「日本人ですか?」と聞かれ、
「そうだ」と答える。
デジャブかなと思ったが、
話してみると、なんと台湾人の彼女は来週から日本で働くらしい。
マンガやアニメの話をしていたら台北についたので別れたが、
趣味も合ったし、話していて楽しかったので連絡先くらい交換してもよかったな。
そんなこんなで飛行機で日本に帰国。
楽しい台湾一人旅でした。
コロナが落ち着いたら、また行き台湾です。